今月の社内研修のテーマは、「食事介助と口腔ケアでの注意」
昨年も同様のテーマで実施していますが、今回は復習を兼ねながら、
ご利用者様の気持ちを考えてみる研修としました。
介護職員として大切なことは、ご利用者様の気持ちを読み取って介護
することです。
時として業務に追われ介護側の都合で介助してしまうことも正直
ありますが、その背景を考えてみるとご利用者様の気持ちを本当に
理解してるのか?・・・と言うことです。
例えば、お食事はご入居者の方々にとっては、とても楽しみな時間
です。
毎日の食事の満足度は、日常生活を楽しめるかどうかに大きく左右
されますので、施設での生活が楽しく充実したものとなるように
食事には気を付けています。
そこで、今回の研修は利用者側の立場になり、実際に食事介助を
受ける体験を実施してみました。
なかなか利用者の立場に立つと言うことは難しいことですが、
今回のように模擬的ですが、食事体験を通して利用者の気持
ちに一歩近づくことに繋がると思います。
体験した職員の感想は・・・
・口の中に、食物を入れる怖さを想像していなかった。
・口の中に入れる前に、どのような食物なのか説明を聞いて
食べると安心できた。
・自分の反省点も理解でき現場で活かせるように努力したい。
・入居者との信頼関係の深さが大切だと感じることができた。
・食事内容によって、硬い物や大きさなどの違いがあるので、
利用者の状態別に食事を提供する必要を感じた。
この他にも様々な感想がありましたが、食事介助の体験実習を
通して利用者の不安な気持や信頼関係の大切さを実感できた
職員が多かったように思います。
これからも、この様な体験を通して介護の質を高めていき
たいと思います。