2020年度「悠縁」社内研修(第3回)

8月18(午前)・19日(午後)と、第3回目の社内研修を実施しました。
今回のテーマは、「移動・移乗介助」です。

この目的は、「できないこと」だけ介助して、できる部分は
ご本人にやってもらうことです。
ご利用者様が、これまでしてきたこと・今できること(残存能力)を
持続できるように支援することが役割となります。

また、介助者の腰痛を予防し、身体の負担を軽減することも重要な
ポイントです。
無理なく安全に移乗・移動介助を行うためには、身体の動きの
メカニズムを知り、そして活用することです。
そこで、今回の研修では8つのボディメカニクスについて学んで
いただきました。

そして、介助に合わせてもう一つ大切な事は、
「声をかける」ということです。
ひと声、言葉かけをすることで介助される方の不安を
取り除くことができます。

普段、意識を持って介助していても、つい基本の「き」を
忘れがちです。
研修の機会を通して、介助される方の不安や苦痛を減らす
ことが私達の責任だと思います。

研修を受けた職員の感想です。
・これまで、利用者が自分で出来ることを介助してきたかもと
  思い反省しました。今後は、利用者を観察して、その方に
  必要な介助をしたいと思います。
・8つのボディメカニズムについて、改めて勉強になりました。
  身体の支持基底面を広げて介助したいと思います。
・声かげすることで、利用者との信頼関係を築き、安心して
 移動できるようにしたいと思います。
・利用者に不安を与えないことも重要ですが、自分の身体に
負担をかけない介護技術も必要だと感じました。
・座学講座だけでは利用者の気持ちが分からないので、
スタッフ同士で体験する機会を増やしたいと思います。

このような気づきを通して介護技術を高め、事故の起きない
介護施設を目指したいと思います。