8月18(午前)・19日(午後)と、第3回目の社内研修を実施しました。
今回のテーマは、「移動・移乗介助」です。
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この目的は、「できないこと」だけ介助して、できる部分は
ご本人にやってもらうことです。
ご利用者様が、これまでしてきたこと・今できること(残存能力)を
持続できるように支援することが役割となります。
また、介助者の腰痛を予防し、身体の負担を軽減することも重要な
ポイントです。
無理なく安全に移乗・移動介助を行うためには、身体の動きの
メカニズムを知り、そして活用することです。
そこで、今回の研修では8つのボディメカニクスについて学んで
いただきました。
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そして、介助に合わせてもう一つ大切な事は、
「声をかける」ということです。
ひと声、言葉かけをすることで介助される方の不安を
取り除くことができます。
普段、意識を持って介助していても、つい基本の「き」を
忘れがちです。
研修の機会を通して、介助される方の不安や苦痛を減らす
ことが私達の責任だと思います。
研修を受けた職員の感想です。
・これまで、利用者が自分で出来ることを介助してきたかもと
思い反省しました。今後は、利用者を観察して、その方に
必要な介助をしたいと思います。
・8つのボディメカニズムについて、改めて勉強になりました。
身体の支持基底面を広げて介助したいと思います。
・声かげすることで、利用者との信頼関係を築き、安心して
移動できるようにしたいと思います。
・利用者に不安を与えないことも重要ですが、自分の身体に
負担をかけない介護技術も必要だと感じました。
・座学講座だけでは利用者の気持ちが分からないので、
スタッフ同士で体験する機会を増やしたいと思います。
このような気づきを通して介護技術を高め、事故の起きない
介護施設を目指したいと思います。